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土産に語らん

個人的に有益/無益だと思う情報をメモしていくブログ

楽器を弾くということ

人間は動作だけでは音は出ない。声を出すにも、息を出したあと声帯を、空気を揺らして音になる。

楽器を使うということは、身体から生じた圧力を、声帯という内部器官ではなく、外部器官に伝播させることで音を出す。この外部器官から発せられた音は、僅かなニュアンスの違いを増幅させて顕著に示してくる。容赦はない。

そういった意味で、この外部器官は自分の心身を計るのに便利である。楽器は自分の状況に対して極めてシビアに反応するものだ。

 

だから日々楽器を弾くときは、やる度に慣れていき鈍化するのではなく、鋭敏な感覚を持って自分の音に接していくと楽しい。

 

自分の粗雑さや思考の程度も全部見透かされる。

なぜ、古今亭志ん生は面白くないのか

平成に生まれた私は、iPhoneに昭和のお笑いを入れてよく聞く。別に現代が嫌いなわけではなく、せっかく生で観れる人達を録音で聞く気持ちが起きないだけだ。だから、ふとしたときに再生するものは故人の録音に偏る。

 

特によく聞くジャンルは落語になる。これは今考えれば、小さい頃からテレビで育った自分からすれば、一人で15分(ぽっち)の長尺でネタを観る機会などなく「逆に」新鮮に写ったからだと思う。

 

このジャンルに行くと、大体の人がぶつかる存在に五代目談志があると思う。彼の芸はひとまず傍に置いておくが、図書館などに行くと彼の落語に関する著作が膨大に置いてある。だから一度は目にしたことがあるだろう。彼の本の内容については芸論と昔の芸人についてがほとんどだ。彼の文章は全編理屈で構成されている。思い出や感情も含めて。これは当時中学生だった私にとって落語の世界観を知るのにちょうど良い本達であった。

 

前に述べたように彼の著作には多くの芸人が出てくる。その中でも、もっとも褒められているのが五代目古今亭志ん生だ。当時、談志教ともいえるほど彼の著作を読んだ私は当然興味を持ったため、CDを聞いた。

 

正直な話が面白くない。ネットなり本を見ればベタ褒めされてる志ん生がだ。これなら三木助だったり圓生、馬生の方が面白いと思った。

 

これは何故だろうか。それは多分落語の聴き方によるものと思う。

 

志ん生よりも面白いと思った三人に共通することは、型が非常にしっかりしている。だから落語を聞くとマクラからオチまでが一つの作品として聞ける。乱暴に言ってしまえば、落語じゃなくてもよくて面白い話を聞いてる感覚に近いんだと思う。

 

それに比べて志ん生の芸風は、一般的に「豪放磊落」という人もあれば「緻密」と評する人もいる。これは両方合ってて、緻密にやりたいけど何処かが必ず崩れてしまう結果だと思う。本人は意図してやってないんじゃないのかな。こんな調子だから一つの筋をずっと聴くには無理のある構成になってる。

 

だから志ん生を楽しむには、落語を一つの物語りとして聞くのではなく、細かい挿話がたまたま繋がってるんだと考えて、その場その場で楽しむのが、一番楽しむ方法なんじゃないかと最近思った。

 

まあこれは一つの自分なりの楽しみ方で合ってるかは分からない。ただ後世に生まれて来た人間は、残されたモノでしか考えられない。だからどんなモノを聞いても一概に貶すことは出来ない。

全盛期に接せられなかった我々は、芸について評価をすることは出来ない。

ベトナム統一鉄道に乗って(2)

前回は乗車までのことを書いたけど、今回は乗車中の雰囲気について。

今回の旅行ではベトナムハノイ着とマレーシアのクアラルンプール発の航空券、それに伴う日数しか決まっていない状況です。そのため出費の計算できないことから、旅行全体的に安上がりで行くような調整をする必要があります。

そこでベトナム統一鉄道では、一番安い三等車のチケットを購入。何故安いかというと、一等・二等車は寝台付であるのに比べ三等車は木製の固い椅子だけだからです。余談ですがチケット購入でハノイホーチミン間の座席を三等車で指定したときの、窓口のお姉さんが一瞬見せた険しい表情が印象的でした。不安。

チケット購入後は、発車時刻までFree Wi-Fi があったので携帯で暇つぶし。そうこうしていると駅には現地の人から旅行者であろう西洋人まで沢山の人が集まってます。「今日はこの人たちと今日は同じ車両で過ごすのかー」とか考えていると列車が5分程度の遅れで到着し、皆でホームに移動。

ここで自分のチケットを見ると後ろの方の車両。しかし他の旅行者たちは自分より前方の車両に乗っていきます。そう、彼らは皆一等・二等車の乗客でした。まあ旅行者なんてのは金持ってるのが普通ですから、そんなキツイ旅行は避けるのが当然でしょう。そうなると三等車に旅行者はいるのか?一抹の不安を覚えつつも、意を決して乗ってみると車内はやはり全員ベトナム人。

こうして一人だけ外人という状況で、ベトナム人と共に過ごす二泊三日鉄道旅が幕を開けます。

ベトナム統一鉄道に乗って:(1)たどり着くまで

日本も蒸し暑くなってきました。ほんのりとベトナムを思い出します。

今日はベトナム統一鉄道でハノイサイゴン)→ホーチミンの移動についての自分の行動を記します。

 

ベトナム統一鉄道とは

ベトナム統一鉄道は、ハノイからホーチミンを結ぶ鉄道です。移動距離は 2,600 km で、二泊三日すればハノイホーチミン間を移動できます。前に述べましたがコスパは最悪です。

僕は人がやらないことをやる愚かな人間なので利用しました。

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長い。

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東南アジア旅行:ベトナムのお金⑴空港での両替 in ホーチミン

周った国で思ったことを記憶の底から蘇らせる作業は、面倒なことであるが興が乗れば楽しくなる。寝付けないのでベトナムの物価や治安などの印象を書いていく。

 

今回の旅行での両替レートは

空港:100 JPY = 18,500 VND

ホーチミン(両替屋):100 JPY = 19,500 VND

ハノイ:両替してない

 

ということで、やっぱり空港みたいなところはレートが悪い。だからと言って日本でするのはもっと良くない(というか出来るのか)と思う。

だから、空路の人はまずベトナム空港についたら必要最低限しかしなくていいと思う。

 

この必要最低限の金額、まず結論だけ書くと、交通費(タクシー)と二食程度の食費と予備で合わせて 2,000〜2,500 JPY( =370,000 〜480,000 VND)程両替しておくと良いと思う。

 

あとは、宿が先払いなら + 宿代も両替しておくといいかもしれない。街の両替屋は早い時間に閉まるので、夜遅くに着く場合は 24 H 営業の空港しか頼る場所はない。

 

この先は、空港から市内への行き方とその詳しい料金について書きます。

 

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東南アジア旅行:ベトナム移動手段⑴空路での入国

※これは2016年3月3日時点の情報になります。

まず最初の移動は、日本を出国して向かったのはベトナム

このときの入国までの過程、およびその注意点について。

 

大事なことは、どこ発でもいいから復路の航空券は持つこと。

 

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東南アジア旅行:総記⑴交通事情

最初に東南アジアを旅行した時の移動経路を書いておく。

国境の場所によっては同じ国でも全然状況が違う場合もあるし、そうするとこんな記事の情報も何の役にも立たなくなる可能性は大いにあり得る。

 

今回移動したのはベトナムからマレーシアの、陸路。そこまでの経由地とその方法についてや、その使用した雑感を書いておく。

 

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